保育士になるには【保育士資格取得するために】

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ケガや事故から子どもを守る

保育士として働く上で最も大切な事は、
「子どもの大切な命を預かっている」ということを
常に頭に入れておくことです。

 

子どもは親が見ていても熱を出したり、
転んだりぶつかるなどして怪我をします。

 

保育所では、多くの子どもたちを
限られた人数の保育士で守っていく事になります。

 

目の前で起こっていることだけを追うのではなく、
視野を広く持ち、
何が起きるのか、何が起きようとしているのか、
起きる可能性があるのかを常に考えておかなければなりません。

 

子どもを取り巻く環境を整える事は、
保育を行う環境だけではなく、子どもの命を守る、
安全の確保を徹底的に行うということです。

 

保育士たちはそのことを常に頭に入れ仕事をしていると思います。

 

しかし、悲しい事に事故や怪我が起きてしまう現状があります。

負傷事故

保育所で多いのは、「ケガ」で、
そのケガでは、骨折が最も多いです。

 

原因は転倒や転落などがあります。

 

保育室で滑って転んだり、友達とぶつかって転倒したり、
段差に躓いて転ぶなどがあります。

 

子どもは一度走り出すとすぐには止まれません。
あっという間にケガにつながる事が少なくありません。

 

園庭では、鉄棒から落ちたり、滑り台から落ちたり、
走って転んだりぶつかったり・・・
気をつけていても事故は起きてしまいます。

 

子どもは常に怪我をしているといっても過言ではありません。

 

さらに、子どもは、子供同士のトラブルで、
叩いた、叩かれた、けられた、けり返した、ひっかいた、噛み付いた・・・など、
怪我をすることがたくさんあります。

 

このようなことを踏まえたうえで、保育士は常に子どもを見守り、
子どもを預かっている責任を持ち、
何かが起きた場合は、なぜそのような事になったのかを
主任や園長、保護者に報告できるようにしておかなければなりません。

死亡事故

保育所で起きる死亡事故の原因は、SIDSというものが殆どです。

 

SIDSとは、「乳幼児突然死症候群」という病気で、
今まで元気だった赤ちゃんが眠っている間に
突然死んでしまう病気です。

 

保護者の悲しみを考えると気の毒でありません。

 

この病気の予防としては、うつぶせ寝を避ける、妊娠中の喫煙をやめる、
なるべく母乳で育てるなどということがあげられています。

 

妊娠中の喫煙と母乳育児に関しては保育士は手助けができませんが、
保育の中で、子どもにうつぶせ寝をさせないということは、
保育士が出来る配慮になります。

 

また、散歩の途中に子どもたちの列に車が突っ込んできたという事故や、
保育園のバスの中で寝ていることに気づかれず放置され
熱中症でなくなったという死亡事故があります。

 

さらに、最近は給食でのアレルギー除去食についての
トラブルなども社会問題となっています。

災害時に子どもの命を守る

2011年3月11日、14時46分、東日本大震災が起こりました。

 

多くの人々がいのちを失い、東北の人たちの生活は一変してしまいました。

 

岩手県、宮城県、福島県の3県のうち、
被害にあった保育所は700箇所以上でした。

 

その保育所で、保育途中の子どもの死亡は、
一つの施設の3人だけだったそうです。

 

14時46分という時間帯は、保育所ではおやつの前の時間帯です。

 

子どもたちが昼寝から目覚める事で、
まだぐっすり眠っている子どもたちも多くいたと思います。

 

保育士は子どもたちを起こし、
自分で歩けない子はおんぶをしたり、抱っこをしたり、
歩ける子どもを励ましながら高台に逃げたのだと思います。

 

たくさんの子どもを預かる保育所では、
定期的に避難訓練を行う事が義務付けられています。

 

日ごろから避難通路を確認し、避難場所の確保を怠らず、
子どもたちにも避難経路を覚えさせるなどしていたため、
保育中になくなる子どもを少なく、抑えることができたのではないでしょうか。

 

保育士にも家族があり、子どもがいる人もいると思います。

 

しかし、保育士という仕事をしている間は、
預かっている子どもを全員保護者に引き渡す事が最優先です。

 

保育所の子どもと一緒に
避難所で一夜を明かすこともあると思います。

 

保育士になるためには、覚悟も必要です。

 

また、保育士の責任ではないかもしれない出来事も、
保育士の配慮で未然に防ぐ事ができるということもあります。

 

子どもを預かるのは、命を預かる仕事だということを
肝に銘じましょう。